新型インフルエンザ対策 さらに被害は深刻に
知る。新型インフルエンザ対策

3.新型インフルエンザ さらに被害は深刻に!?

今回の鳥インフルエンザ(H7N9型)は、2013年4月時点では、ウイルスを持った鳥に接触した人しか感染していないとされ、ヒトからヒトへの感染は確認されていません。

しかし、インフルエンザウイルスはどの段階でさらに遺伝子が変異し、ヒト間での感染力を有するかわかりません。H7N9型については鳥からヒトへの感染が始まったばかりで、ワクチン開発や被害予測はこれからの研究を待たねばなりません。

1918年に世界で流行したスペインインフルエンザ(スペインかぜ)は、発生から世界中への拡大まで7〜11ケ月かかりました。しかし、現代社会では交通機関が発達しており、飛行機等で人や物が世界中を頻繁に移動しているため、ウイルスが極めて広がりやすい環境にあります。

そのため、現代で新型インフルエンザが発生した場合、たった4〜7日間で世界中に広がり、1ケ月以内に世界のあらゆる国、あらゆる地域でパンデミックが発生すると考えられています。

なお、2009年の厚生労働省の試算によると、もし「H5N1型 鳥インフルエンザ」が新型インフルエンザに変異した場合、日本だけで感染者が3200万人、死者は64万人に上るとされてます。

この試算は、スペインインフルエンザ(H1N1型)のデータが元になっていますが、これはインフルエンザウイルスの中でも毒性が弱い部類に入ります。「H5N1型ウイルス」は毒性が強く、実際に東南アジアを中心に約380人が感染し、約250人が死亡しています。その致死率は65%と非常に高いものです。

もし、H5N1型ウイルスが強い毒性を保ったまま新型インフルエンザに変異すると、人類にとって極めて重大な脅威となり、最悪の場合、日本国内で210万人が死亡するという推測もあります。

なお、H7N9型については鳥からヒトへの感染が始まったばかりで、ワクチン開発や被害予測等には、今後の研究を待たねばなりません。

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